東日本大震災の発生以来、故郷・岩手県陸前高田市の変貌する風景を撮り続けている世界的写真家・畠山直哉をとらえたドキュメンタリー。密集したビルの間を流れる川や都市の地下空間など「都市と自然」を独自のスタイルでとらえた風景写真で知られ、2001年にベネチア・ビエンナーレの日本代表の1人にも選ばれた写真家・畠山直哉。東日本大震災の津波で実家を流され、母親を亡くした畠山は、現在に至るまでの4年間、頻繁に故郷に戻って風景写真を撮影し続けてきた。ひとりの写真家として震災と向き合い、被災地の復興に関わり続ける畠山に密着し、その眼差しの先を追う。